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生活のふりかえり

「脳を最適化すれば能力は2倍になる」を読んだ

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脳内物質についての本。

何に幸福を感じで、何が不快なのか。

わかればいいなーって思って読んでみた。

Amazonプライム会員はKindleで無料だったのが1番の理由。

 

7つの脳内物質

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ドーパミン

ノルアドレナリン

・アドレナリン

セロトニン

メラトニン

アセチルコリン

・エンドルフィン

 

 

それぞれの働きや分泌方法等

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ドーパミン

効果:モチベーションアップ、幸福感

分泌法:目標を設定し期待する、やり遂げる

注意点:過剰分泌は依存症になる

 

目標を設定するだけで分泌されるのが面白い。

1つの目標に対し、設定と達成で2回幸福を感じれる。

大きな目標よりも、小さな目標の積み重ねにするのがコツ。


ノルアドレナリン

効果:覚醒、集中

分泌法:制限時間を設ける、ストレスを与える

注意点:長続きしない、過剰分泌は鬱状態

 

闘争か逃走を促す。

不快から解放される為の物質。

長続きしないから長期的な目標や作業には不向き。


◆アドレナリン

効果:身体能力アップ、判断速度アップ

分泌法:叫ぶ、空腹、ピンチを感じる

注意点:依存症、ストレス過多

 

室伏のシャウティング。火事場の馬鹿力。


セロトニン

効果:癒し、頭すっきり

分泌法:散歩、よく噛む、自然光で起きる

注意点:不足すると鬱、睡眠障害など

 

頭をスッキリさせてくれる。

散歩や、軽いリズム運動、深呼吸などで分泌される。

この項目読んで、朝の散歩日課にした。


メラトニン

効果:回復、アンチエイジング

分泌法:睡眠

注意点:入眠前に光を極力見ない

 

質の良い睡眠を心がけるという事。

最強の仕事術は、結局のところ睡眠の充実とのこと。


アセチルコリン

効果:閃き力アップ

分泌法:新しい経験/場所に行く、昼寝

注意点:ニコチンはアセチルコリン分泌を阻害

 

新しいアイデアの閃きは、0→1ではなく、

既にある材料の中での組み合わせ。

それを促してくれる脳内物質。

旅行やリラックスが大事。


◆エンドルフィン

効果:快楽物質、鎮痛効果、ストレス解消

分泌法:有酸素運動、命の危機、感謝

注意点:過剰分泌は幻覚を引き起こす

 

いわゆる脳内麻薬。

スポーツ選手が極限状態に陥ったときに分泌されるのが有名だが、

ペットとの触れ合いや、誰かに感謝する/される事でも分泌されると。

最強のネテロ会長が行き着いた先が感謝というのを腑に落ちた。

職人が“フロー状態“に入ってるときも分泌され、「次は何をすれば…」という邪念を極力取り払い流れ作業に近づけるのがコツ。

 

まとめ

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目標達成、モチベーションに大きく関わるのはドーパミン

作業に取り掛かる前に、気合のシャウティングでアドレナリン分泌

作業は極力スムーズに段取り良く、フロー状態に入る。

寝る前は暗く暖かめのライトで過ごし、睡眠中のメラトニン分泌を促す。

起きてからは軽く外を散歩してセロトニンで頭をスッキリさせる。

行き詰まったらリフレッシュできる場所や経験でアセチルコリン分泌し、閃く脳にする。

苦手な作業は時間制限設けて、ノルアドレナリンで一時的に集中。

という感じが生活の中でうまく活用できる流れかな。

 

全てにおいて言えるのは、バランスが大事と。

過剰分泌は鬱や依存症を引き起こしてしまう。

 

何をすれば幸福感が得られて、

この不快感は何が理由か、何が足りないのか。

というのを、ある程度漠然と意識するだけでも、長い人生の中では大きく充実度が変わりそう。

 

 

脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法

脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法

  • 作者:樺沢 紫苑
  • 発売日: 2016/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)