「花束のような恋をした」を観に行った!(ネタバレ無し)
去年のいつ頃か。
坂元裕二脚本で、菅田将暉と有村架純の恋愛映画が出るという情報をネットで見つけ、
絶対観る!と、超期待してました。
2/3、奥さんと休みが重なったので、久しぶりに2人で映画観てきました。
あらすじ
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2015年、終電を逃したことで出会う大学生4年生の2人。
マニアックな趣味趣向がめちゃくちゃ合う2人が恋人となり、過ごす、5年間の物語。
感想
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超良い映画観た!かなりおもしろかった。
自分が坂元裕二を知ったのが「カルテット」ってドラマで、
その7話を、もっとドラマチックに若者向けに広げたような印象。
「2人恋愛が、社会生活の中で削られていく」ような感じ。
タイトルからも察せると思いますが、最終的には別れる2人。
映画を大きく3つの場面に分けると、
・出会い~同棲まで
・同棲後のわちゃわちゃ
・わちゃわちゃをどう終わらせるか
という感じかな。
3つの場面ごとの感想
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■出会い~同棲まで
超ハッピータイム。
お互いにかなりマニアックな世界観を持っていて、共通してる部分も多く、
理解できない部分も否定せず一緒に楽しんでる感じ。
お互いに理解し合えて、理解できないところも理解しようという姿勢がある状態。
好きなシーン
・終電後、4人で話してるときの映画についての会話
・トイレトペーパーの奪い合い
・1~3回目までのデートのシーン(菅田と有村架純のツーショットが画になり過ぎ)
・電話で「泣いてるの?」
■同棲後のわちゃわちゃ
胸が痛いタイム。
お互いの気持ちが離れていってしまう。
その流れが、超自然的で、2人いっぺんに川に放り込まれて、流れていくうちに離れ離れになってしまった、みたいな感じ。
この辺が、説明的なセリフ無しで、登場人物の言い回しとか、些細な行動で、
・今のお互いの気持ちがどんな状態か
・お互いにどう思ってるか
をわからせてくれる。
好きなシーン
・音量気にせずゼルダやっていいよ(自分はイヤフォン装着)
・職場でパズドラ
・ある先輩に対して、互いに違った認識を持ってる事がわかるところ
■わちゃわちゃをどう終わらせるか
超悲しいところ。
ファミレスのシーンで、「あぁ、もうこの2人はダメなんだ・・。」ということがハッキリしてしまう。
好きなシーン
・「~だからこそ」「~くらいは」と、互いに想いが違うところ
・カラオケ
・ファミレス
その他
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・菅田将暉と有村架純の恋愛に対するスタンスが違った(男女の違いかも)
・菅田将暉は日本社会の犠牲者
・有村架純の、いくつかのおもわせぶりなシーン
坂元裕二が「有村架純はミステリアス、何を考えてるかわからない」って言ってる通り、作中の有村架純の謎行動が、個人的には良い感じの違和感になってる。
まとめ
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勝手にハードル上げてたこともあって、観る前は逆に不安だったけど、
序盤5分で「流石です!」となりました。
監督の土井裕泰、「涙そうそう」とか「世界の中心で愛を叫ぶ」とか、
あの雰囲気あの感じ(言語化できない)がこの映画にもあって良い。
この映画を見て2,3日くらいはずっと主人公2人のことを考えてて、
菅田将暉こうだよな~、有村架純絶対こうだよな~、どうすれば2人は。。。
とか悶々としてました。
誰かとこの2人、そして恋や愛について語りたい。
あと菅田将暉も良かったけど、個人的には有村架純がやっぱり良くて、
もうほぼ恋してるような状態です。
4月の連ドラでまた2人で恋愛するらしいんで見なくちゃ!!