Netflix「シェフのテーブル:BBQ」が面白い
エミー賞候補になったドキュメンタリーのBBQ編。
※エミー賞は、映画でいうアカデミー賞、音楽でいうグラミー賞などの、テレビドラマ版。
アメリカ、オーストラリア、メキシコの、BBQのスペシャリストに話を伺うというドキュメンタリー。
シーズン1、全4話、1話40分ほどで観やすい。
おもしろポイント
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・ピットマスター(BBQを取り仕切る人)の人生がおもしろい。
・料理が超美味しそう!
・その道を究めた人が作り出す料理、語る言葉、生き様、が芸術の域!
BBQやるとき、結構人に焼いてもらった肉を食べる係だったけど、
これからはピットマスターとして参加しようと思いました。
各話の感想
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■トッツィー・トマネツ:テキサス
85歳のおばあちゃん。
昼間は高校の掃除などをする用務員、土日に「Snow's BBQ」のピットマスター。
お客さんに対して素っ気ない態度をとっていたトッツィーは、息子との死別をキッカケに、周囲に支えられながら生きているんだと感じる。
「温度管理は手で感じるものだから人には教えられないの」と。
うちの祖母もストーブの上で芋焼いてたとき素手だったけど、老婆のこの習性は世界共通なのか。
■レノックス・ヘイスティ:オーストラリア
ミシュラン3つ星のレストランで働いた経歴を持つストイックメン。
全ての食材を「火で焼く」という方法で調理する。
修行後、オーストラリアで自分の店を出す際に、4年間物件を探し回ったという妥協を許さない男。
その間ほとんど料理をしてなかった為、開店時はかなり不安だったと。笑
調理法の割に、作る料理には高級感がある。
■ロドニー・スコット:チャールストン
11歳から豚の丸焼きを作り続けている男。
高校の卒業式の日に、女の子から「何がめでたいの?豚を焼いてるだけの人生でしょ?」と言われた男が、その道を究め、「料理界のアカデミー賞」ジェームズ・ビアード財団賞を受賞!
結構家庭的な料理で、お店にふらっと入って美味しいねーって行って帰りたい感じ。
ふとした時にまた食べたい!ってなりそうな雰囲気だった。
あと、卒業式の女の子はロドニーさんに何か恨みでもあったのか。
■ロサリア・チャイ・チュック:メキシコ
マヤ人の文化を受け継ぐ村で育ったマイノリティー民族。
BBQの起源にもなったという調理法で豚を焼く。
それが街の料理人の目に留まり、初めて村を出て大勢の前で料理をお披露目したという話が素敵。
着てる洋服も素敵。
まとめ
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BBQって手軽でワイワイやるイベント的なイメージが強かったけど、料理のジャンルとして見ると面白い。
各ピットマスターが共通して言っていたのが、「BBQは人を集める」ということ。
「人との繋がり」こそが幸せの極みだと最近思っていたので、BBQすればみんな幸せなんじゃないかと思いました。
各国の偉い人も、会議前にBBQすればいいと思う。