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生活のふりかえり

「豊田章男」読んだ。

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今月から地下鉄通勤になり、30分ほど時間あるのでKindleで読書。

ふとネットニュースで気になったトヨタ自動車社長、豊田章男さんついて。

 

かんたん経歴

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トヨタ自動車創業者の3代目。

大学卒業後、MBA取得し、アメリカの投資銀行へ就職。

その後1984年、28歳でトヨタ自動車へ転職。

履歴書出して、一般社員としての入社だったらしい。


入社後は様々な部署でそれぞれ実績を残し、

2009年、53歳で社長に就任し現在64歳。

 


どんな人?

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僕の言葉で説明すると、

トニースタークとキャプテンアメリカを、足して2で割ったような人。

頭脳明晰、好奇心旺盛、遊び心ある、誠実、利他的。


御曹司コンプレックスがあったらしく、周りからの目にとてつもないプレッシャーを感じていたそう。

それを克服した話も紹介されてた。

 

 

気になったところ

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・生産で活用していたTPSを、販売部門にも導入。

トヨタの数百名いる中のテストドライバーのトップ、マスタードライバー。

いまだにレースにも参加するらしい。

リーマンショックで大打撃を受けたトヨタを立て直す。

→数字主義になっていたトヨタの体質や風土の改革。

・リコール問題でアメリカの公聴会に呼び出され対応。

対応後に開かれた会合で、「私は1人じゃなかった」と涙ぐむ姿は感動的。

・社員や会社の垣根を超えて、めっちゃオープンな対応。

マツダとの関係が素敵。

・自動車メーカーから「モビリティカンパニー」へ変革すると宣言。

静岡県裾野市に実証都市(ウーブン・シティ)を作る宣言。

デンマークの建築家、ビャルケ・インゲルスさんデザインの街がめっちゃカッコイイ!

ザハハディドの国立競技場も馴染みそうな近代感。

 


本の感想

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題材も良いけど書き手も素晴らしくて、めちゃくちゃ読みやすい!

TPS(トヨタ生産方式)とかジャストインタイムとか、トヨタならではの用語もたくさん出てくるけど、流れから読み取れるような書き方してあるから置いてけぼりにはならない。

 


大まかなトヨタの変遷や、豊田章男さんの小話(トラック追いかけて飛び乗るとか)もあって、

「全体の流れの中で光る豊田章男の魅力」がすごく伝わる。


イチローとの対談も面白い。

あれだけで1冊書いて欲しい。

 


日本のお堅い大企業のお坊ちゃん社長と思ってたけど、めちゃくちゃ魅力的な人だった。

 


レオナルド・ダ・ヴィンチ」とか「宇宙創成」とか、面白い伝記って小説よりもすいすい読めて、ずーっと読んでられる状態に入るのが気持ちいい。

 

 

豊田章男

豊田章男